アイマックの魅力に取り付かれたファンの独り言

概要

NeXT社買収でアップルに復帰したスティーブ・ジョブズが中心となって開発されたiMacは、パソコンの歴史においてエポックメイキングとなった製品である。開発はアップル社内のごく限られた社員で構成されたチームにより極秘に進められ、ジョブズによる発表会で初めてiMacの存在を知った社員も多かった[要出典]。

15インチCRTを装備した一体型のケース、キーボード、マウス、果ては電源ケーブル、付属のモジュラーケーブルにいたるまで半透明(トランスルーセント)という革新的な製品デザインや、ボンダイブルー(アップルの造語、ボンダイはシドニーにあるボンダイビーチから)と呼ばれた印象的なカラー、178,000円(当時)という低価格が若年層や女性に広く受け入れられ、大ヒット商品となった。 iMacは、当時経営危機が囁かれていたアップルを救うこととなり、その後の半透明グッズブーム、そして商品名に「i」を冠する命名の火付け役ともなっている。

また初代のiMacは、発表当時にはまだパソコンに広く採用され利用されていたRS-232CやRS-422系のシリアルポートや、フロッピーディスクドライブ等の古いインターフェース(レガシーポート)を廃し、代わりにUSBを全面的に採用するという思い切った仕様で、初心者向けの入門機種として発売された。なおUSBを全面採用としたことで、USB関連の周辺機器を含む仕様は、まずiMacから普及が進んだ。なおUSB採用により、同機種向け周辺機器は「簡単に接続、簡単に利用」というスタイルをアピールし、これにより更にパソコンに関心があるが、各種接続のために躊躇していた初心者層を取り込んでいる。

なお、ブラウン管モニタ内蔵のオールインワンタイプ・パソコンは、過去にも数社から発売されてはいたものの、そのいずれもが余り市場の注目を集めずに「初心者向けの廉価版」とみなされるなどの傾向も見られた。しかしiMacシリーズは従来のパソコンには無いインテリア性があり、この点で当時急速にインターネットの利用が普及し、ネット端末としてのパーソナルコンピュータが、従来はパソコンに関心の無かった一般家庭にも普及し始め、この波にも乗りおおいに売上を伸ばした。

* この「インテリアチックなオールインワンパソコン」というコンセプトは、一頃は他の企業から発売された幾つかのWindowsパソコンで「iMacもどき」とファン筋によばれたパソコンのシリーズにも採用されたが、これらが余りにもiMacのデザインを踏襲し過ぎたため問題となった(後述)。

特にアップルが打ち出した「ねぇ、最近ピザ食べた?」で始まるピザ1枚分の値段(の月々ローン)でiMacをと題した衝撃的キャンペーンCMも話題を集めた。

同シリーズは数回のマイナーチェンジ(性能アップとボディカラー変更)の後、2002年には液晶ディスプレイ一体型にフルモデルチェンジを遂げ、2006年にはCPUがインテルのCore Duoに変更され、現行機種(2008年4月現在)は、CPUに64ビットのIntel Core 2 DuoまたはCore 2 Extremeを搭載したモデルが販売されている。なお初期型のブラウン管搭載機のシルエットは、液晶ディスプレイ採用で価格が押し上がったために空いた価格帯を埋めるeMacに継承されていったが、2005年には販売終了した。

インテルCPUへの切り替え後は、他社の同レベルのディスプレイ一体型デスクトップ機に比較して高い価格競争力を持ち、アップルの主軸商品として、成長の原動力になっているという[1]。

「iMac」そのものは、当初のものと現行のものでは、外観および内部のデザインや設計が大きく変貌しているが、ディスプレイ一体型のデスクトップ機という商品コンセプトは、発売当初から一貫して守られている。

特長

1998年、パーソナルコンピュータのデザインに革命が起きた。iMacの登場である。それは、CRT一体型でポップな色づかい、しかも内部構造が半透明の筐体から透けて見えていた。それはPC/AT互換機の「箱」とまで形容される機能一辺倒で無骨なデザインに、無機質で「オフィスアイボリックカラー」とも呼ばれる一辺倒なカラーリングの製品を見なれている人々を驚かせ、好意をもって迎えられた。(なお同シリーズと同時期に売られていたPower Macintosh G3 DT, MTシリーズの色はプラチナホワイトである)

iMacの常識を打ち破るデザインは、女性や若年者や初心者、あるいは無骨なデザインに飽き飽きしていたユーザの心を釘付けにした。内部的には変形五角形の専用ロジックボードが使用され、これにより他のパソコンには見られない個性的なフォルムを実現している。

iMacが、初心者や女性といった未開拓市場に注目されたタイミングを見計らって、同社はボンダイブルー1色から「キャンディーみたいな」多色展開をしていった。このiMacが先駆けたポップでキュートな半透明(トランスルーセント、日本では誤ってスケルトンと言われた)のデザインコンセプトは、コンピュータ業界のみならず、家電業界や、果ては文具等のデザインでもブームとなった。名称の頭文字「i」さえも、色々なネーミングで見かけることになる。1999年には、同じコンセプトのノート型パソコン、iBookを発表した。

また一方で、当時は内分泌攪乱物質含むポリカーボネートの採用や、梱包材に大量の発泡スチロールを利用する、あるいはリサイクルが難しいカラー印刷された箱などが、物議を醸した。特に以前Appleの外部デザイナを担当していた川崎和男にはデザインを含め厳しく批判された。アップルはリサイクルに非協力的で消極的であるとして、環境保護団体から裁判も起こされた。しかしそれすらも、iMacへの社会的関心の高さを物語る現象と言えよう。

iMacのブームで、模倣品が出回った。韓国大宇社 (DAEWOO) 出資のフューチャーパワー社 (Future Power) 「E-Power」や、イーマシーンズ社 (eMachines)「eOne」、ソーテック社「e-one」等がそれである。アップルは、意匠権を保護するため各社を提訴、裁判所から製造と販売の差し止め命令が下されたり、あるいは和解の後にiMac採用カラー以外へと切り替えがおこなわれた。

2002年、iMac G4が、液晶ディスプレイとなって登場する。ディスプレイは半球の本体から伸びた可動式アームで動かすもので、大きな設計変更であった。それまでのiMacは、CRTを使ったeMacにシルエットのみ受け継がれた。これ以降、iMacの色は白が基調となる。

2004年、iMac G5が、液晶ディスプレイと本体の一体型でリリースされる。

現行はIntel Core 2 Duoを搭載したiMac (Early 2008) である。

インテルCPU搭載のiMacは、Mac OS X v10.5 Leopardに付属するソフトウェア「Boot Camp」の利用で、Windows XPなど動作可能(サポート無し)となる。

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